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デジタル家電向けミッドレンジの液晶TV用、HDTV用シングルチップ  フィリップスとフェアチャイルド・セミコンダクターの欧米半導体二社が、デジタル家電向けのシングルチップ半導体の出荷を開始した。フィリップスはミッドレンジの液晶テレビ、フェアチャイルドはHDTV向けに設計している。 フィリップスの「TDA15500」は画像改善、ノイズ削減、ビデオ符号化、サウンド処理、制御、テレテキストなどの機能をシングルチップ化したもので、製造コストの削減と開発工程の簡素化が図られた。ミッドレンジ機から30型までのサイズの液晶テレビに適しているという。 TDA15600は今第２四半期のサンプル出荷、量産は来春の予定。フェアチャイルドのビデオフィルター/ドライバー「FMS6403」は標準画像（SD）、プログレッシブ走査型（PS）、高品位（HD）のどれかの方式に選択可能。テレビ設計者にとってDVDプレヤー、セットトップ端末（ＳＴＢ）、HDTVなどのビデオ用途で、フィルタリングにおける省スペースが図られる。 同社は昨年8月、HD、PS、SD用フィルターの機能を業界で初めて一個のチップに集積したフィルター「FMS6407」を発表、今回NTSC、PAL、SECAM、HDTV、1080pの各規格にまで対応した。20ピンのTSSOPパッケージで供給される。 |
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