電波プロダクトニュース



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4月20日050420_05 日本ケミコン 受動部品 コンデンサ デジタル情報家電用

デジタル家電向け超低ESR大容量チップ型導電性高分子コンデンサ



日本ケミコンはこのほど、超低ESR、大容量のチップ型導電性高分子コンデンサ「PXEシリーズ」を開発した。デジタル家電などに向けてサンプル出荷中で、近く月間500万個体制で量産を開始する。

同社は中期経営計画の重点拡販製品の1つとして導電性高分子コンデンサを掲げている。すでにデジタル家電をはじめ、マザーボードなどの広い分野で納入実績を伸ばしているが、さらに市場裾野を有利に開拓する一環として今回、チップタイプとしては4シリーズ目になる新製品を開発したもの。

新製品は高周波インピーダンス特性を改善し、従来の低ESRタイプである「PXCシリーズ」に比べて約25%のESR低減を実現した。また、標準の「PXAシリーズ」に対しては約80%の大容量化と約40%の低ESR化を図り、機器への採用において1ランク小型化することが可能になった。

新製品はCPUの信号処理の高速化、高周波化が進み、省電力化のための低電圧、大電流化の技術傾向が強くなっていることに対応する。

定格電圧は2.5-16ボルト。静電容量範囲は33-1200μF。サイズはφ5×6.1-φ10×8ミリメートル。規定寿命は105℃2000時間。

同社はすでに導電性高分子コンデンサとしてチップタイプの標準品「PXAシリーズ」、低ESR品「PXCシリーズ」、高温度対応品「PXHシリーズ」を「NPCAP」としてラインアップしている。

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