電波プロダクトニュース



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日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
2月25日 040225_04 新日本無線 その他の電子部品 その他

携帯電話、デジタル家電中心に、新製品の開発強化。



 新日本無線は、携帯電話やデジタル家電向けを中心に、電源ICやオペアンプの新製品開発を強化する。このため、設計技術者の増強と同時に、早期商品化を図るために、外部からコア技術を導入して行く方針だ。

電源ICやオペアンプを担当する汎用IC事業部は、ここ数年新製品の開発に注力してきた。2000年度は、新製品開発が年間40件程度しかなかったが、03年度(04年3月期)は100―110件に達する見通しだ。この間、設計者も30人程度増強し、80人体制となった。

「電源ICを設計する場合、従来、顧客対応の製品を1品ずつ開発してきたが、開発件数を増やすため、まずコア技術をきっちり開発し、その後顧客ごとの仕様にあわせた製品をシリーズ展開して行く」(小倉良取締役汎用IC事業部長)。これにより、1人あたりの年間開発件数も2000年度の0.8件から、03年度は1.3件と50%以上開発効率を高めた。

04年度は120―130件の新製品開発を目指す。その一環として、今年1月に半導体組立て子会社の佐賀エレクトロニックス内に、IC設計部を設け業務を開始した。設計者5人を中心に7人でスタート。当面、新日本無線の電源IC、オペアンプを受託開発する。 「当社はコア技術の開発にリソースを集中し、佐賀ではシリーズ展開をサポートしてもらう。3年後に佐賀は20人規模の設計部隊にしたい」考え。

さらに、次の開発テーマとして、DC/DCコンバーターや高速・高精度の産業用オペアンプを挙げる。「新製品開発の件数もさることながら、製品の質も向上したい。量産に必要なプロセス技術などは蓄積しており、短期間で商品化するために、必要であればIPコア技術を外部から調達して行く」(小倉取締役)など、新たな戦略で臨む。


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