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EEPROMと大容量マスクROM搭載で高セキュリティー実現の32ビットＩＣカード用マイコン  ルネサス テクノロジは１９日、金融やＩＤ分野などのＩＣカード向けに、高性能３２ビットのＣＰＵコアと、４０キロバイトのＥＥＰＲＯＭ、２４０キロバイトの大容量マスクＲＯＭを搭載したＩＣカード用マイコン「ＡＥ５５Ｃ１」を製品化、６月からサンプル出荷を開始する。価格は、ＣＯＴ（チップ・オン・テープ）で５８８円（１千個受注時の単価）。量産は７月から月１０万個で開始し、１２月には月１００万個を予定している。 新製品は、ＩＣカード用マイコン向けに開発した独自のアーキテクチャの３２ビットＣＰＵコアAE-5を搭載しており、１６ビットのＣＰＵコアAE-4と比較して、約４倍の処理性能を持つ。また、動作周波数が２０メガヘルツと既存製品の２倍のため、合計で８倍の処理性能を実現している。 さらに、内蔵メモリーは、多機能な金融・ＩＤカードに適した構成にしており、汎用ＯＳやアプリケーションの複数搭載、大容量データの格納が可能。 新規周辺機能として、高速通信をサポートするＤＭＡＣ（ダイレクトメモリーアクセス・コントローラ）を搭載。暗号化機能も強化しており、高セキュリティの実現が可能である。 |
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