電波プロダクトニュース



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日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
5月30日050530_01 パナソニック エレクトロニックデバイス 受動部品 インダクタ・トランス パソコン・OA機器・LAN用

CPU駆動回路に最適な業界最高レベル30アンペアと性能を実現したパワーチョークコイル



パナソニック エレクトロニックデバイスは、CPU駆動用回路に適したパワーチョークコイル「MCシリーズ」を6月から月産100万個で量産開始する。

業界最高レベルの30アンペアの電流値、直流抵抗値、直流抵抗許容差を実現した。インダクタンス0.50マイクロH品と0.60マイクロH品の2種類を用意した。サンプル価格170円/個。ノートPC、サーバー、ルーター、デスクトップパソコン、ゲーム機などに供給する。

電流値はともに30アンペア。同社の従来品では15-20アンペアだった。インダクタンス0.50マイクロH品の直流抵抗値0.8ミリオーム、直流抵抗許容差±5%、0.60マイクロH品は同1.1ミリオーム、同±7%。形状12.5ミリ角、高さ5ミリ。容積で同社従来品比約15%削減。動作周波数300-800キロヘルツと、高周波対応にした。

独自の平角構造コイルとメタルコンポジット磁性材料を採用したコアと一体成形する技術を確立。高信頼性を確保する接合レス端子構造に加え、発熱原因となる直流抵抗を抑え、業界最高レベルの直流抵抗許容差により、損失バラツキを極めて低くできた。

これにより発熱、損失の課題を解決し、大電流対応を実現。DC/DCコンバータ回路の部品点数を削減した。

メタルコンポジット磁性材料は、金属系コアでありながら適度な絶縁性を有し、コア部分に絶縁機能を持たせることができた。これにより、従来必要だった絶縁対策を不要にした。

また、高温における磁気飽和がほとんどない磁性材料を用い、平角構造コイルとの融合で磁気回路効率を向上。発熱と損失を抑えながら高周波化を実現した。

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