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COM Expressベースの小型・高機能ボードコンピュータ  独コントロン社は、次世代コンピュータオンモジュール（ＣＯＭ）の標準仕様「ＣＯＭ Ｅｘｐｒｅｓｓ」をベースにした「ＥＴＸ Ｅｘｐｒｅｓｓ」の拡販に注力している。日本市場を担当するエリック・シュー事業開発マネージャは「小さくて高機能、高付加価値の製品を作る、日本メーカー向きの製品」という。 同社は、ドイツに本社を置く世界有数のボードコンピュータメーカー。ＣＯＭ製品分野で定評があり、同社が独自開発したＣＯＭ仕様「ＥＴＸ」などは、業界に広く浸透している。 このほど発売した「ＥＴＸ Ｅｘｐｒｅｓｓ」は、「ＥＴＸ」の後継製品となる。シリアル転送インターフェイス「ＰＣＩ Ｅｘｐｒｅｓｓ」に対応するＣＯＭ仕様「ＣＯＭ Ｅｘｐｒｅｓｓ」をベースにした製品。 「ＣＯＭ Ｅｘｐｒｅｓｓ」は、同社のほか、インテル、ＰＦＵ、ラディシス社などが参加する標準化グループ「ＰＩＣＭＧ」が策定した。 ＣＯＭは、ボードコンピュータの性能を決めるプロセッサや、チップセットなどを実装したモジュールで、各種インターフェイス、コネクタを実装したベースボード上に搭載する。そのため、大規模なボードの設計変更をすることなく、用途に合わせた性能が自由に選べる。製品の低コスト化や、開発リスク低減が可能となる。 エリック・シュー事業開発マネージャは「特に、年間生産量2000台以下の製品でメリットが大きくでる。当社の日本での知名度は、海外に比べ非常に低い。日本市場に適したＥＴＸ Ｅｘｐｒｅｓｓを通じて、知名度を上げたい」と語る。 同社は、日本国内での販売については、シナダイン（東京都渋谷区）などの代理店を通じ展開している。 | ||||||||||||