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ワイヤレスＵＳＢ規格に準拠したシステムＬＳＩ2機種  ＮＥＣエレクトロニクスは、パソコンやデジタル家電製品と、それらの周辺機器との間を無線で容易に接続できるワイヤレスＵＳＢ規格に準拠したシステムＬＳＩ２機種の開発を完了、本年度末までにサンプル出荷を開始する。サンプル価格は、いずれも５千円前後を予定している。 同社では、ワイヤレスＵＳＢ関連製品全体で、０８年度には年間約６０億円の売上げを見込んでいる。 開発したシステムＬＳＩは、インテルの主導で策定が進んでいるインターフェイス規格ＷＨＣＩに準拠し、パソコンやデジタル家電製品に搭載されるホストコントローラ「μＰＤ７２０１７０」と、接続される周辺機器に搭載されるデバイス・ワイヤ・アダプタ「μＰＤ７２０１８０」の２機種。 このＬＳＩを用いると、パソコンやデジタル家電製品と、それらに接続された周辺機器との間を最大４８０メガビット/秒の高速で無線接続することができる。これは、音楽１曲分のデータを１秒未満で伝送することができる速度。無線接続により、これまでのような配線が不要となり、自由に機器同士を接続することができるようになる。 同社では、このデバイスを使った試作機を、２８日から２９日まで東京都目黒区のウェスティンホテル東京で開催されるワイヤレスＵＳＢの開発者向けカンファレンス、および１０月４日から８日まで、千葉市の幕張メッセで開催される「ＣＥＡＴＥＣ ＪＡＰＡＮ２００５」で展示する。 | ||||||||||||