電波プロダクトニュース



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日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
11月1日051101_03 サムスン 半導体集積回路 メモリー パソコン・OA機器・LAN用

業界最速の256メガビット第4世代グラフィックスDDR(GDDR4)SDRAM



【ソウル支局】韓国サムスン電子はこのほど、業界最速のコンピュータ・グラフィックス・メモリーを開発、世界の主要グラフィック・カードメーカー向けにサンプル出荷を開始した。

新製品の第4世代グラフィックスDDR(GDDR4)SDRAMは、データ記憶容量256メガビットで、ゲームやビデオの画像を毎秒2.5ギガビット、または毎秒10ギガバイトで処理できる。大ヒット映画「ハリー・ポッター」シリーズ並みの品質のDVDなら、10時間分の伝送が可能だ。

グラフィックスDRAMは、広帯域のメモリーチップで、コンピュータメモリーの主要製品であるDRAMに比べ、大容量の映像を高速処理するのが特徴。


ゲームや映像の解像度が増し、内容も密になるにつれ、GDRAMのデータ処理能力に対するニーズも高まっているが、グラフィックチップと、既存のシステムにおけるデータ送受信の際の伝送遅延が原因で、最速のグラフィックメモリーの処理速度はこれまで毎秒1.6ギガビットが最大だった。

サムスンでは、GDDR4の開発に「データ・バス・インバージョン(DBI)」と「マルチプリームブル」と呼ばれる先進技術を世界で初めて採用し、データ伝送遅延の問題を克服。

この結果、GDDR4は、現行のグラフィックス製品より56%伝送速度を向上させることに成功した。

同製品は、グラフィックカードやチップセットメーカーが新製品をスムーズに開発できるよう、現在のDRAMの選択肢であるGDDR3と同じチップ設計コンセプト、構造で構築されている。

サムスンでは、今年末までに毎秒2・8ギガビットの処理速度を提供するGDDR4をサンプル出荷し、06年第2四半期に量産に着手する計画だ。

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