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柔らかい有機トランジスタを使った厚さ1ミリのシート型点字ディスプレイ  東大の大学院工学系研究科の染谷隆夫助教授と、国際・産学共同研究センターの桜井貴康教授らを中心とした研究チームは２４日、柔らかい有機トランジスタを用いて、約１ミリの薄さを実現した世界初のシート型点字ディスプレイを発表した。 新型ディスプレイはフレーム、屈曲型アクチュエータ、有機トランジスタの３層構造からなり、プラスチックフィルムの上にすべての素子を作り込んでいる。従来の点字ディスプレイに比べ薄型軽量で曲げられ、約１ミリワットの低消費電力で１４４の点を表示することが可能。 今後は、視覚障害者の点字読書やクレジットカードに組み込んでポイント表示などでの実用化に向け「点字発生力の向上と安定化を目指す」（桜井教授）と話している。 | ||||||||||||