電波プロダクトニュース



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日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
2月6日060206_03 旭化成マイクロシステム 半導体集積回路 汎用リニアIC 一般民生用

薄型TVの高品質化を実現する1チップオーディオコーデックIC



デジタルオーディオCODEC・AK4683


サンプリングレートコンバータ・AK4125
旭化成エレクトロニクスの100%子会社「旭化成マイクロシステム」(AKM、東京都新宿区、鴻巣誠社長)は、デジタルオーディオ用ADC、DAC関連製品で高いシェアを誇っている。最近では、高音質化が進む薄型テレビ、携帯電話などの分野で受注を伸ばしている。

同社は、高度なアナログ回路技術を基に、90年代前半からハイエンドオーディオを含む各種民生機器に、ADCやDAC、コーデックチップ製品などを自社生産し提供している。

近年、特に受注を伸ばしているのが、普及が進む薄型テレビ向け。「コスト要求も激しいが、地上デジタル放送の影響で高音質化ニーズが高まり、より高性能な製品が求められる傾向も強い」(同社)。

低コストで、薄型テレビの高音質化を実現する製品として、2チャンネルのADC、4チャンネルのDACを内蔵する1チップオーディオコーデックIC「AK4683」を開発。デジタルオーディオインターフェイス(S/PDIF)、ヘッドホンアンプを内蔵し、容易にシステム構築ができる。

また、デジタル化でインターフェイスの種類が増加する中、異なるサンプリングレートを均一に調整し、出力するサンプリングレートコンバータ分野でも先行する。

「民生機器向けに開発し、アナログ通信を排除したフルデジタルのシステム設計を容易化する製品として評価を得ている」(同社)。デジタルテレビ以外にも、ハイエンドカーAVでも需要が高まっている。

デジタル機器の高音質化は、携帯電話をはじめとするモバイル機器でも進む。

「携帯型デジタルオーディオプレヤーの登場で、モバイル機器の音質が底上げされてきている。携帯電話も本格的なオーディオICを搭載した製品が登場し、06年はさらにAV機能が充実していく」(同社)。

モバイル機器向けには、ステレオマイク対応などの1チップオーディオコーデックICのほか、TV用デコーダ/エンコーダなどを中心に展開していく。

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