電波プロダクトニュース



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日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
2月8日060208_04 東芝・NEC 半導体集積回路 メモリー デジタル情報家電用

1.8ボルトで動作可能で読書き速度200メガバイト/秒の16メガビットMRAM



東芝とNECは7日、世界最高速、最大容量の16メガビットMRAM(磁気抵抗変化型ランダムアクセスメモリー)の共同開発を発表した。1秒当たり200メガバイトの読み書き速度と、16メガビットを両立し、さらに1.8ボルトの低電圧動作を実現。

従来のMRAMでは、書き込み用の磁場を起こす電流回路が周辺のセルの読み出し動作に電気的な悪影響を及ぼし、高速化しにくかった。これに対し今回開発のMRAMは、部分的に書き込み電流を分岐させる配線方式(FORK方式)を採用、いち書き込み当たりの抵抗値を38%低減した。

これにより、データ転送速度(バンド幅)200メガバイト/秒、動作速度(サイクルタイム)が34ナノ秒と、いずれも16メガビットMRAMとしては世界最高速処理に加え、携帯機器での使用に適した1.8ボルトの低電圧動作を実現した。

さらに、全般的な設計の最適化で、チップサイズも約30%削減、16メガビットMRAMとして世界最小の78.7平方ミリメートル。

今回の成果は、米サンフランシスコで開催中の「ISSCC2006」で6日、発表された。

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