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小形携帯機器向け高ハンダ付け強度と薄型・小型化を両立させたサイドプッシュスイッチ  アルプス電気は１１日、携帯電話や携帯オーディオなどの小型機器向けに、高ハンダ付け強度と薄型、小型化を両立した薄型サイドプッシュスイッチ「ＳＫＳＣシリーズ」を開発、5月下旬からサンプル出荷を開始すると発表した。サンプル価格は105円。今年9月には、コンポーネント事業部古川工場（宮城県大崎市）で月産150万個の生産を予定する。 新製品は、側面部分への配置を考慮した薄型、かつ小型の横押しタイプのタクトスイッチとして開発。同社独自の精密プレス技術や薄肉成形技術を生かし、米粒より小さいサイズとなる薄型・小型化（外形寸法3.50×3.55×高さ1.25ミリメートル）を実現している。 横押しタイプのタクトスイッチは、基板に対して水平方向に力を加えるため、高いハンダ付け強度が求められる。同製品は、ＣＡＥを活用した線形および非線形シミュレーションで最適化設計を行い、実装面積を最小にとどめ、かつ業界屈指のハンダ付け強度を達成した。さらに、メタルドーム接点を粘着シートで覆うことによる防塵性に優れた接点密封構造を採用。微細な異物の進入を防ぐことで、操作デバイスとして高い信頼性を確保している。 製品バラエティとして、２種類の作動力（1.57／2.16N）と、位置決め用ボスの有無による計４種類を用意している。移動量0.2ミリメートル。動作寿命10万回。最大定格50ミリアンペア 12ボルト DC。 | ||||||||||||