電波プロダクトニュース



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日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
4月28日060428_02 新日本無線 半導体集積回路 汎用リニアIC 一般産業用

産業・計測機器向け1回路入りJ-FET入力タイプの高精度オペアンプ



 新日本無線は、産業・計測機器向け高性能アナログICの開発、拡販を開始した。その第1弾として、今月から高精度オペアンプ「NJM411」のサンプル出荷を開始した。順次、高精度オペアンプのラインアップを拡充し、現在、外資系メーカーがシェアを握る日本の産業・計測用高性能アナログIC市場に国産メーカーとして挑む。

 民生機器向けを中心に、各種アナログICで実績のある同社では、数年前から産業機器市場への本格参入を目指し、高性能アナログICの開発を進めてきた。

 今回発表した「NJM411」は、1回路入りJ―FET(接合型電界効果トランジスタ)入力タイプの高精度オペアンプ。入力オフセット電圧は、標準時0.8ミリボルト、最大時でも2ミリボルト。また、温度変化によるオフセット電圧変化は、1度C当たり平均で7マイクロボルトという高精度を誇る。

 消費電流は2ミリアンペア。スルーレートは1マイクロ秒当たり15ボルトの高速性能も実現。サンプル価格は100円。

 同社では「NJM411は、産業機器の信号処理用途に幅広く適用できる。すでに2回路入り品やオフセット電圧0.5ミリボルト品の開発をほぼ終えており、まもなくサンプル出荷を開始する。今後は、超低ノイズ品や、マイクロボルト単位の精度を誇る製品などの開発を進め、ラインアップを強化する」としている。

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