060516_03 オムロン

060516_03
　

日付		メーカー名	製品分類	分類	用途
5月16日	060516_03	オムロン	ユニット	電源・アンテナ・高周波部品	デジタル情報家電用

世界初のUWB（ウルトラ・ワイドバンド）通信帯域用樹脂製表面実装型アンテナ

　オムロンは、世界初のＵＷＢ（ウルトラ・ワイドバンド）通信帯域用樹脂製表面実装型アンテナを開発し、6月1日から発売する。パソコン、プリンタ、携帯電話、ＤＳＣなどの機器間の高速データ通信を行う無線版ＵＳＢやデジタルＴＶ、ＤＶＤプレヤーなどの機器間のハイビジョン映像通信など、機器間の近距離超高速データ通信を低消費電力で行えるＵＷＢ通信用アンテナとして供給していく。08年度には30億円の売上げを見込んでいる。

　開発したＵＷＢ通信帯域用樹脂製表面実装型アンテナ「ＷＸＡ-Ｎ１ＳＬ」は、独自の誘電体樹脂成形技術、超精密加工技術により、外形寸法12×5×1.1ミリの小型化を実現した。周波数帯域3.1-4.9ギガヘルツ、Ｖ・ＳＷＲ2.5以下、利得最大0デシベルｉ。

　ＵＳＢ-ＩＦが企画化した「Ｃｅｒｔｉｆｉｃａｔｅｄ　ＷｉｒｅｌｅｓｓＵＳＢ」のほか、ＷｉＭｅｄｉａアライアンスのＵＷＢ共通プラットフォームにも対応可能。最近公表されたＵＷＢプラットフォームの次世代ブルートゥースにも対応する予定。

　オムロン草津事業所（滋賀県草津市）で生産する。ＵＷＢ帯域用樹脂製アンテナの量産は同社が初めて。

　同社では、形状が自由で、大量に生産できる樹脂の強みを生かして、様々な機器形状に適用可能な無線高周波デバイス「ＷｉＰｌａＤｓ（ワイプラズ）」シリーズ製品として販売していく。

　同社とＵＷＢ技術で協業を続けているＵＷＢの先駆者である米国スタッカート・コミュニケーションズ社（カリフォルニア州、マーティー・コロンバットＣＥＯ）のジェイソン・エリス事業開発ディレクタは「オムロンのＵＷＢアンテナと、当社のＣｅｒｔｉｆｉｃａｔｅｄ　ＷｉｒｅｌｅｓｓＵＳＢに基づいたシングルチップオールＣＭＯＳ製品Ｒｉｐｃｏｒｄを組み合わせることで、顧客に小型、高性能、ローコストのソリューションを提供できる」とコメントしている。