電波プロダクトニュース



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日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
7月6日060706_05 シャープ 半導体複合部品 機能モジュール デジタル情報家電用

NTT伝送技術に準拠したワイヤレス音声伝送システムの送信ICと受信デバイス


  シャープは、業界で初めてNTTが開発した赤外線ワイヤレス音声伝送技術に準拠したワイヤレス音声伝送システムの送信IC、受信デバイスを28日から発売する。小型、軽量、低消費電力を実現し、映像視聴のワイヤレスイヤホンの商品化を提案する。

  赤外線ワイヤレス音声伝送技術により、電波干渉がない伝送と1ビット量子化技術により、FM音声並みの高音質再生を可能にした。

  伝送時の遅延時間は130ms以下と、音と映像のずれがほとんどない。送信距離は2メートルぐらいを想定している。小型(2.5×8.0×3.0ミリメートル)で、イヤホンに搭載可能な大きさ。容積は3センチメートル、重量は4グラムと小型、軽量となっている。

  消費電力は送信側30mW、受信側4mWの低消費電力を実現。電波方式に比べ送信側は約2分の1、受信側は約10分の1に抑えた。ボタン電池一つで待ち受け約600日、1日2時間の使用で約4週間の連続使用ができる。

  送信IC「GP2WVC01MP0F」は、サンプル価格で800円、受信デバイス「GP2WVR01YP0F」は同650円。鉛フリー対応。

  ワンセグ放送の視聴、複数人数での音楽、動画視聴、カーナビ音声案内とカーオーディオを別々に楽しむなど用途を広げる。

  月産台数は20万台としているが「ほかではないデバイス。数百万台の生産ができるように取り組みたい」(同社電子部品事業本部オプトアナログデバイス事業部・八村健二企画部長)考えだ。

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