電波プロダクトニュース



060721_02
 
日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
7月21日060721_02 富士通/富士通VLSI 半導体集積回路 汎用リニアIC 一般産業用

加速度・圧力に応じた静電容量の変化を検出し電圧に変換する3チャンネル静電容量電圧変換IC


 富士通は、富士通ヴィエルエスアイと共同で、加速度や圧力を検出するセンサーと組み合わせて使用する静電容量電圧変換IC「MB42M001」を開発、20日からサンプル出荷を開始した。

 サンプル価格は400円。販売目標は月10万個としている。

 車載機器、モバイル機器、ロボット、工業機器など、様々な分野で傾きや衝撃、圧力を計測する加速度や圧力センサーの市場が広がっている。

 このため、これらのセンサーからの微小な信号をCPUで処理できる信号に増幅し、変換するセンサー向けICでの需要が増えている。

 新製品は、加速度や圧力に応じた静電容量の変化を検出し、電圧に変換する。3チャンネルの入力に対して、独立に静電容量を電圧に変換できるため、3軸加速度センサーとの組み合わせに適している。

 また、内蔵した温度センサーの情報により、温度変化に伴うオフセット容量や、感度変化の補正もできるため、より高度なセンサー製品が実現できる。

 さらに、センサーごとのバラツキに対する補正データ設定表を格納するため、1280ビットのフラッシュメモリーを内蔵している。パッケージは、プラスチックBCC―32ピンとなっている。

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