電波プロダクトニュース



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日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
8月23日060823_02 新日本無線 半導体集積回路 汎用リニアIC 一般民生用

微弱・特定小電力無線機器の送信部出力段に最適な20ミリワットパワーアンプIC


 新日本無線はこのほど、微弱・特定小電力無線機器の送信部出力段に最適な20ミリワットパワーアンプIC「NJM2278」のサンプル出荷を開始した。サンプル価格は80円。特定小電力無線機器の出力は、法的に最大10ミリワットと定められている。このため、多くの特定小電力無線機器向けICの出力パワーは、10ミリワット仕様となっている。

 ただ、10ミリワット仕様のICでは、アンプの後段にあるスイッチ、ローパスフィルタなどで出力が減衰。結果的に、アンテナ端での出力は10ミリワット以下となり、パワー不足が生じていた。

 そのため、アンテナ端で10ミリワットの最大出力パワーを得るには、ディスクリート部品で送信回路を構成するケースが多かった。

 新日本無線では、アンテナ端で10ミリワット出力をICで簡単に実現するため、「NJM2278」を開発。特定小電力無線機器向けながら、20ミリワットの出力に対応した。

 電力利得は、入出力インピーダンス50オーム時、13デシベルで、温度特性はマイナス40度C―プラス85度Cの範囲で利得偏差プラスマイナス1デシベルを誇る。

 最低動作電圧は2.0ボルト。消費電流は400メガヘルツ、2.7ボルト動作時20ミリアンペアとなっている。

 パッケージは、2.9ミリ×2.8ミリ×1.3ミリサイズの「SOT―23―6」を採用。外付け部品を削減するバイアス回路を内蔵している。

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