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太陽光の下でも色鮮やかな画像を実現するモバイル機器用ディスプレイ駆動IC
これまでのモバイル用ＤＤＩは、モバイル機器に実装されているＬＣＤパネルを駆動するためだけに設計されていた。これに対し、サムスンはディスプレイの消費電力を低減しながら、高画質を実現するインテリジェントＤＤＩを開発したもの。 同製品は、周囲の明るさを自動測定し最適な画像出力を決定するため、戸外でもスクリーン上の画像を鮮明に見せる。また、屋内環境ではバックライトの明るさを低減することにより、ディスプレイモジュールの消費電力を従来比で３０％カットできる。 インテリジェントＤＤＩが認識した光は、３２段階に分割され、それぞれのレベルに最適の画質を高めるアルゴリズムを選択する。 サムスンの先端技術研究所が開発したモバイル用の画質強化アルゴリズムは、各ピクセルのカラーデータを解析し、輝度や彩度を調整することで、データを最適に認識できる状態に再設定する。この技術で、ＬＣＤの画像は直射日光の下でも明るさを維持できる。 モバイル機器用のＤＤＩは、携帯電話からＭＰ３プレヤー、個人向けメディアプレヤーなど用途が拡大しており、その需要は０６年の１６億個から０９年には２３億個に拡大するとサムスンでは予想している。同社は今年末から、インテリジェント・モバイルＤＤＩの量産を開始する計画だ。 |
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