060914_03 アクテル

060914_03
　

日付		メーカー名	製品分類	分類	用途
9月14日	060914_03	アクテル	半導体集積回路	セミカスタムIC	デジタル情報家電用

携帯電子機器向けフラッシュベースで1.5ボルト対応でスタティック電力5マイクロワットの低消費電力FPGA

　米アクテルの日本法人、アクテルジャパン（岩本桂一社長）は、携帯機器向けに低消費電力を特徴としたＦＰＧＡ「ＩＧＬＯＯ」（イグルー）ファミリを、今月下旬から日本市場で販売を開始する。量産価格は１ドル５０セント以下と低価格で、ＡＳＩＣの代替を狙う。

　イグルー（日本語で“かまくら”の意味）は、低電力化が求められる携帯電子機器用として開発された、フラッシュベースのＦＰＧＡ（フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ）。

　１.５ボルト対応で、スタティック電力が５マイクロワットと、競合製品に比べ４分の１、ＰＬＤ（プログラマブル・ロジック・デバイス）と比べて電池寿命が５倍以上。

　イグルーは、「Ｆｌａｓｈ　Ｆｒｅｅｚｅ」、「低電力アクティブ」および「スリープ」の三つのモードを持っており、設計度の自由度も高い。

　システムゲート数は３００万。電源投入後即動作や、ＡＥＳベースのセキュアなインシステム・プログラマビリティといった、同社のＰｒｏＡＳＩＣ３フラッシュＦＰＧＡの特徴を生かし開発された。

　最大６１６個ユーザーＩ/Ｏ、６個のＰＬＬ、５０４キロビットのＲＡＭ、３５０メガヘルツの機能を、民生用と産業用の両方のグレードで提供する。最初の製品の出荷は０７年１月。ソフトウエアツール、リファレンス設計の提供は、９月末から０６年第４四半期。