電波プロダクトニュース



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日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
9月19日060919_01 シャープ 半導体素子 光半導体 デジタル情報家電用

DVD2層メディア16倍速の書込みに対応する高出力350ミリワットの赤色半導体レーザー


 シャープは、DVD2層メディア16倍速の書き込みに対応する高出力350ミリワットで業界最薄1.8ミリメートルのフレームパッケージ(樹脂成型)の赤色半導体レーザーを開発、25日からサンプル出荷を開始する(サンプル価格税込み4千円)。高速書き込みが可能な高出力とノート/デスクトップ用共通で使える新規パッケージで業界標準化を目指す。

 パソコンやDVDレコーダなどに搭載される記録型DVDドライブは1枚のDVDで大容量の録画が可能な2層メディアの構成比が高まり、これに対応する高速書き込みが可能な高出力タイプの赤色半導体レーザーが求められている。

 とりわけ、ノートパソコンではAV機能が拡充され赤色半導体レーザーは薄型化とともに高温環境下での高出力化が求められる。

 新製品は、従来の金属成型(CANパッケージ)と比べ業界最薄の1.8ミリメートルを実現し放熱性の高いフレームパッケージを採用し、低消費電力ながら350ミリワットと高出力なレーザーチップを搭載している。動作電流は187.2ミリアンペア。ケース温度は80度までの高温動作に対応、標準的なハーフトップタイプ(2層16倍速)及びノートパソコン(2層8倍速)などのスリムタイプの両ドライブのピックアップに採用が可能となっている。

 「この2―3年赤色高速半導体レーザーでは他社に出遅れていたが、350ミリワットとトップレベルの高出力で業界最薄の新パッケージのものを開発、この分野で巻き返したい」(電子部品事業本部化合物半導体システム事業部・岡崎淳企画部長)と話す。

 生産は三原第一工場(広島県三原市)で行う。月300万個の生産能力があるが、07年春には月産500万個に拡大する計画だ。

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