電波プロダクトニュース



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日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
9月26日060926_02 セイコーNPC 半導体集積回路 専用IC デジタル情報家電用

8チャンネルのオーディオ・データに遅延時間を容易に付加できるディレイコントローラ


 セイコーNPC(五味佳文社長)は、外部のSDRAMと接続し、最大8チャンネルのオーディオ・データの遅延時間を容易に付加可能なマルチチャンネルディレイコントローラ「SM5921AF」を開発、このほど量産出荷を開始した。サンプル価格は787円(税込み)。月産20万個を予定。

  音声と映像信号を同時に処理するAV商品においては、一般に音声信号に比べ、データ量の大きい映像信号の処理時間が長くなり、映像が音声信号より遅れて表示されるという問題がある。

  このため、声と口の動きを同調させる補正機能(リップシング機能)の要求が高くなってきた。

  加えて、AV商品では、次世代光ディスク対応製品の市場拡大が予想されている。音声面では、8チャンネルなど、次世代音声コーデックの採用が予定されており、マルチチャンネル化への対応も必要。

  SM5921AFは、外部SRAMを介して、オーディオ・データを蓄積、任意のアドレスにアクセスすることにより、各チャンネルデータに遅延時間を付加できるのが特徴。メーンMCUインターフェイスからコントロールすることにより、遅延時間が容易に設定できる。

  最大8チャンネルの入出力信号、32キロヘルツ-192キロヘルツのサンプリングレートに対応している。音声信号のサンプリングレートを限定せず、遅延時間の付加も可能。

  従来は、オーディオDSPなどで処理していた負荷の重いメモリーアクセス処理も大幅に軽減できる。

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