電波プロダクトニュース



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日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
9月27日060927_05 ニチコン 受動部品 コンデンサ 一般民生用

105度Cで5千時間保証の基板自立型2シリーズとリード線型のアルミ電解コンデンサ



 ニチコンは、105度C5千時間の基板自立形の長寿命アルミ電解コンデンサ「GXシリーズ」と、オーディオ用の基板自立形「KSシリーズ Hi―sound」、105度C保証のリード線形「KTシリーズ」を開発し、量産を開始する。GXシリーズは、スイッチング電源、汎用インバータ電源などの平滑回路を主用途とする、基板自立形アルミ電解コンデンサで求められている高温度対応、長寿命化に応えた。

 新開発の高安定電極箔、低密度高耐圧電解紙、電解液を採用し、105度C2千時間保証の同社従来品「GNシリーズ」と、同サイズで105度C5千時間保証を実現した。400ボルト 330マイクロF品でφ30×35L。長野工場で、10月初めから月産100万個で量産を開始する。サンプル価格300円/個。

 ▽定格電圧範囲=200―450ボルト▽定格静電容量範囲=82―2200マイクロF▽φ22×25L―φ35×50L(24サイズ)▽リップル電流=1430ミリアンペア(105度C120ヘルツ)。

 同社基板自立形アルミ電解コンデンサの長寿命品は、105度C7千時間保証の「GYシリーズ」(16―450ボルト、39―47000マイクロF)、「GNシリーズ」(160―450ボルト、56―3300マイクロF)と合わせて3シリーズとなる。

 KSシリーズHi―soundは、新開発の超高倍率電極箔を用い、陽極箔酸化皮膜の結晶性を10%向上。漏れ電流を大幅に低減し、高い絶縁性を確保した。

 高級オーディオ機器で高い評価を得ている基板自立形電源平滑用アルミ電解コンデンサ「KGシリーズTYPE―T」の高音質特性を維持しながら、約10%小型化。KGシリーズでφ35×50Lだった50ボルト15000マイクロFを、KSシリーズではφ35×45Lで実現した。業界比では約30%小型化している。

 デジタルアンプ、AVマルチチャンネルアンプ、薄型テレビなどに供給する。10月初めからサンプル出荷を開始。07年3月から長野、マレーシア、中国・無錫の3工場で量産を始める。3工場合わせて、月産2万個を予定。サンプル価格300円/個から。

 ▽25―100ボルト▽680―3万3千マイクロF▽φ20×25L―φ35×50L(28サイズ)▽85度C1千時間保証。

 KTシリーズは、85度C1千時間保証の同社従来品「FWシリーズ」並みの高音質を、105度C1千時間保証で実現した。φ10以上は、ニチコン大野(福井県大野市)で、φ8以下は、ニチコン朝日(岩手県紫波郡)で10月から量産を開始する。2工場合わせて月産100万個を予定。サンプル価格100円/個。

 ▽6.3―50ボルト▽0.1―1万マイクロF▽φ5×11L―φ12.5×40L(9サイズ)。

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