電波プロダクトニュース



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9月29日060929_07 スパンション 半導体集積回路 メモリー 一般民生用

業界初の1セル当たり4ビットデータを記憶できるフラッシュメモリー


 【ニューヨーク支局】メモリー半導体大手の米スパンションはこのほど、業界初の1セル当たり4ビットのデータを記憶できるフラッシュメモリー「ミラービット・クアッド」を発表した。

  「ミラービット」テクノロジは本来、1セル当たり2ビットのデータ保管用に開発されたもの。ワイヤレスや自動車、通信、デジタル家電など同社がターゲットとする付加価値フラッシュメモリー全製品のベースとして使われている。

  今回発表した新技術ミラービット・クアッドは、同社が新設したメディアストレージ部門が統合型のフラッシュメモリー市場向けに作成した、特殊データストレージソリューションに使用される。業界のリーダー企業と協業して、同社は着脱可能なストレージ市場向けにデジタルメディアソリューションを提供するとしている。

  同技術を使用することで、膨大な量のデジタルコンテンツを保管するフラッシュメモリーのコストを低減できるという。

  クアッド製品は、米テキサス州オースチンに設置された「ファブ25」で、回路線幅90ナノメートル(ナノは10億分の1)のプロセス技術を使用して製造。年末までに512メガビット、1ギガビット、2ギガビット製品を生産する。

  また、07年には65ナノメートル技術を使用した1、2、4、8、16ギガビット製品を生産する計画だ。

  スパンションは今回、中国・北京で同技術のデモンストレーションを実施し、様々な分野に応用できることを実証した。

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