電波プロダクトニュース



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日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
11月29日061129_03 村田製作所 受動部品 インダクタ・トランス デジタル情報家電用

ワンセグTVチューナ向け業界最小のマイクロチップトランス(バランストランス)2タイプ



 村田製作所は、ワンセグTVチューナ向けのマイクロチップトランス(バラントランス)2タイプを商品化した。巻線タイプのDXW21BNシリーズは、今月から月産400万個で量産を開始。薄膜タイプのDXP18BNシリーズは、12月から月産300万個で量産を開始する。サンプル価格は各1個当たり20円。

 新製品は、ワンセグ対応小型携帯機器用TVチューナ回路のアンテナ入力部で、不平衡―平衡変換用に使用するマイクロチップトランス。

 同社の巻線技術と薄膜成形技術を用いた内部回路の最適化により、巻線タイプでは2.0×1.2ミリ(2012サイズ)、薄膜タイプでは1.6×0.8ミリ(1608サイズ)と業界最小を実現した。

 薄膜タイプは、トランス外部で接続せずに1対4の変換比を持つため、回路に応じて使い分けができる。

 眼鏡型のフェライトコアにワイヤを巻いた従来製品に比べ、巻線タイプは実装面積約75%、高さ約40%、薄膜タイプは実装面積約95%、高さ約80%の削減が可能。普及拡大が見込まれるワンセグ対応携帯機器の小型・薄型化に貢献する。

 地上デジタル放送用チューナICなど、アンテナ入力部での不平衡―平衡変換用バラントランスとして、チューナブロック回路の省スペース化に貢献。アナログTVチューナ回路用のバラントランスとしても使用できる。

 表面実装タイプでリフローハンダ付けに対応。RoHS規制対象物質は不使用。

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