061219_03 ルネサス

061219_03
　

日付		メーカー名	製品分類	分類	用途
12月19日	061219_03	ルネサス	半導体集積回路	汎用リニアIC	デジタル情報家電用

デジタル家電などの電源ユニットの力率改善回路向けインターリーブ動作を実現した臨界モードPFC制御IC

　ルネサス　テクノロジはこのほど、デジタル家電などの電源ユニットの力率改善（ＰＦＣ）回路向けに、臨界モードＰＦＣ制御ＩＣ「Ｒ２Ａ２０１１２」を開発、０７年２月からサンプル出荷を開始する。サンプル価格は１２０円。量産は、６月から月５０万個で開始し、０８年６月には月２００万個を予定している。

　新製品は、臨界モードＰＦＣ制御ＩＣでは業界で初めてインターリーブ動作を実現。これは、独自に開発した臨界モードにおけるスレーブ制御回路によるもので、電流の分散を高精度に行える。これにより、入力フィルタや昇圧コイル、入出力コンデンサなどの部品の小型化が図れる。

　また、電流ゼロを検出してからスイッチングするＺＣＳ（Ｚｅｒｏ　Ｃｕｒｒｅｎｔ　Ｓｗｉｔｃｈｉｎｇ）機能を搭載しており、スイッチング用ＭＯＳＦＥＴの発熱を低減できる。

　さらに従来品に対し、スイッチング損失やリカバリ損失、導通損失の低減を図り、電力変換効率を５％以上向上している。パッケージは、面実装のＳＯＰ―１６と挿入タイプのＤＩＬＰ―１６を揃えている。

　同社では今後、出力電力やアプリケーション別用のＰＦＣ制御ＩＣを開発し、大電力機器向けのｋＷクラス、小電力機器向けの５０Ｗクラスなどの製品ラインアップを揃えていくとしている。