電波プロダクトニュース



061225_01
 
日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
12月25日061225_01 サムスン電子 半導体素子 イメージセンサー 移動体通信機器用

高性能カメラ搭載携帯電話に最適な4分の1インチレンズ口径対応で3MピクセルのCMOSイメージセンサー


 【ソウル支局】韓国のサムスン電子はこのほど、4分の1インチのレンズ口径に対応する世界初の3メガピクセルCMOSイメージセンサーを開発したと発表した。従来の3分の1インチCMOSチップと比べ、30%小型化を実現。同社では、線幅90ナノメートルの加工技術により同チップを量産し、カメラ付き薄型携帯電話向けとして07年第1四半期にも出荷を開始する。

 サムスンが発表した新しいCMOSイメージセンサーの試作品は、小型のチップに300万個の画素(ピクセル)を集積。携帯電話業界では、高性能カメラを搭載した薄型携帯電話需要が今後伸びると期待しており、端末の薄型化を実現するには最適のチップと同社では自信を見せている。

 超小型のCMOSチップを開発するためには、画質を劣化させずに画素のサイズを縮小する必要がある。サムスンでは、画素とマイクロレンズ間の距離を短くし、光を集める効率を最大限とすることで、画質劣化を防ぐことに成功。

 4分の1インチの3メガCMOSセンサーに集積するピクセルの大きさはわずか1.75マイクロ(100万分の1)メートルで、300万のセルそれぞれ赤、緑、青の光源を集め、カラー画面を表示する。従来の3分の1インチの3メガCMOSイメージセンサーに使用される画素は2.25マイクロメートル。新チップは、画素そのもので約22%、チップ全体で約30%小型化を実現。これにより、携帯電話の薄型化も可能にするとしている。

 米調査会社アイサプライによると、カメラ付き携帯電話の世界出荷台数は、07年に7億7700万台に達し、全携帯電話出荷の74%を構成する見込みだ。また、300万画素以上の高解像度カメラを搭載した製品は、カメラ付き端末の13%を占め、その割合は08年には38%まで拡大すると見られている。

| 全新製品情報 | 一般電子部品:製品別リスト |
|
電子デバイス:製品別リスト | 電子デバイス:用途別リスト|
|
ホームページへ戻る | 次データへ |