電波プロダクトニュース



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日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
1月25日070125_01 ローム 半導体集積回路 汎用リニアIC 一般産業用

新開発のVREF可変PWM方式 ブラシ付きモーター用Hブリッジドライバー


 ロームは、新開発のVREF可変PWM方式を採用し、低消費電力、高効率を実現したブラシ付きモーター用Hブリッジドライバーを開発した。

  まず、電源電圧18V、出力電流1A品の量産を開始した。来春までに、電源電圧3−36V、出力電流最大2Aまで対応した33品種をシリーズ化。ポータブル機器、AV機器、PC周辺機器、車載機器、OA機器、家電製品まで、幅広い要望に応える。いずれも8ピンSOPの小型パッケージで供給する。

  0.6マイクロメートルBi−CDMOSプロセスを採用。VREF入力で低消費電力PWM駆動が可能なVREF−PWMデューティ変換回路を内蔵し、VREF可変方式とPWM方式との併用を実現。入力を変えずに低消費電力ドライブを可能にした。

  VREF電圧6V、モーターに流す電流0.1Aで0.6Wとなる消費電力なら、VREF−PWMデューティ変換回路で0.02W(0.1Aの2乗×2Ω)の30分の1の消費電力に抑えることができる。

  無負荷時の回路電流を、従来品に比べ10分の1−20分の1に抑え、スタンバイ時の回路電流を抑えるパワーセーブ回路を内蔵。貫通電流防止回路、温度/過電流/過電圧/低電圧の四つの保護回路も内蔵した。TTL入力対応。出力段をCMOS構成(Pチャンネル/Nチャンネル)にし、従来のNMOS構成(Nチャンネル/Nチャンネル)で必要だった外付けコンデンサを不要にした。動作温度範囲もマイナス40−プラス85度Cに広げた。パッケージは8ピンSOPを採用。

  入力電圧を変えることで、モーターにかかる電圧を変えるVREF可変駆動方式のバイポーラトランジスタによる従来品では、ダイレクトPWM制御はできなかった。パッケージも放熱を考慮したフィン付きになっていた。

  電源電圧18V、出力電流1・0A、1チャンネル品「BD6221F」から量産を開始した。サンプル価格330円/個。来春までに、ローボルテージライン7V(3−5.5V)、ノーマルボルテージライン18V(6−15V)、ハイボルテージライン(6−32V)の3ライン33品種を取り揃える。

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