携帯電話向けUXGA（1600ｘ1200ピクセル）解像度を持つ2メガピクセルのCMOSカメラモジュール

　仏伊合弁のＳＴマイクロエレクトロニクスは５日、２メガピクセルのＣＭＯＳカメラモジュール「ＶＳ６７２４」を発表した。量産型カメラ付き携帯電話向けに提供する。

　 同製品は、同社のカメラ・オン・チップファミリーの新製品。高性能マルチエレメントガラスレンズ、４分の１インチＣＭＯＳセンサー、オンチップ・プロセシング機能を小型の業界標準「ＳｍＯＰ２」パッケージに集積し、ＵＸＧＡ解像度（１６００×１２００ピクセル）を提供する。

　 競争の激しいカメラ付き携帯電話市場の多様なニーズに対応するため同社は、２種類のパッケージサイズと様々なメカニカルオプションを用意。サイズは超小型８×８×４.５ミリと高性能８×８×５.５ミリ。いずれもフレックスケーブル・アタッチ、ソケット・オプション付き。

　 ＳＴマイクロ独自のＣＭＯＳセンサー技術をベースとした「Ｖ６７２４」は当初、フランスのクロルにある最先端製造施設で生産され、後にルッセ工場でも取り扱う。現在、サンプル出荷中で、３月末までには量産出荷を開始する予定。

　 ソケットまたはフレックス・アタッチなどを付けないカメラモジュールだけの単価は、１万個一括受注時で１２ドル、１００万個受注時で７.８ドル。