通過帯域周波数の調整機能を内蔵しHD信号まで対応したローパスフィルター内蔵3チャンネルビデオバッファ

　セイコーＮＰＣ（五味佳文社長）は、通過帯域周波数の調整機能を内蔵、ＨＤ（高密度）信号まで対応したローパスフィルター内蔵３チャンネルビデオバッファ「ＳＭ５３０９ＡＶ／ＢＶ」の量産を開始した。

　サンプル価格は２１０円。月産５０万個体制を予定する。

　新製品は、ＬＣＤ／ＴＶ、ＰＤＰ・ＴＶのアナログ映像信号入力フィルターとして、多くの採用実績を持つＳＭ５３０２ＡＳシリーズの後継機種。通過帯域周波数調整機能内蔵によるＳＤ―ＨＤまでの幅広い信号帯域へ対応、「ＶＳＯＰ―２４」を採用して、従来品に比べ、パッケージサイズを２分の１以下とした。

　消費電力も、従来品に比べ、ＳＭ５３０９ＡＶでは３０％、ＳＭ５３０９ＢＶで２０％削減。これにより、アナログ信号ブロックにおける一層の基板面積縮小、低消費電力化を実現。

　駆動可能な負荷抵抗が異なる二つのバージョンを用意、顧客は、使用目的に合わせて選択できる。