産業アプリケーション向け最大30A/1200VのMOSFET駆動を実現する光絶縁型MOSFETゲート・ドライバー

　フェアチャイルドセミコンダクター・ジャパン（グレッグ・ヘルトン社長）はこのほど、産業アプリケーション向けに、最大３０Ａ／１２００ＶのＭＯＳＦＥＴ駆動を実現する光絶縁型ＭＯＳＦＥＴゲート・ドライバー「ＦＯＤ１８０／３１８１」を発表した。

　ミリワットからキロワットまで提供する同社のパワー・ソリューション製品群をさらに拡大したもの。ＦＯＤ３１８０（２Ａ）とＰＯＤ１８１（０.５Ａ）は、２００ナノ秒（最大）の立ち上がり／立ち下がり時間を誇り、パワーＭＯＳＦＥＴを迅速に、オン、オフすることで消費電力を低減する。

　ＦＯＤは、２Ａという高ピーク出力電流により、増幅回路の追加なしで、幅広いＭＯＳＦＥＴを駆動できる。

　両品種とも、信頼性を高めるため、ほとんどの安全規格に適合する5000Ｖの絶縁電圧、一定の電圧に達するまでＭＯＳＦＥＴをオフにすることで、ＭＯＳＦＥＴを保護する低電圧ロックアウト機能、フェイルセーフの絶縁を提供するコプラー構造を備えている。

　対象アプリケーションは、ソーラー・インバータ、高性能無停電電源（ＵＰＳ）、ＤＣ／ＤＣコンバータ、ＰＤＰなど。

　価格は、ＦＯＤ３１８０が１ドル９１セント（1000個購入時）、ＦＯＤ３１８１が１ドル４０セント（同）。