業界最高クラスの550カンデラ/平方メートルの高輝度を実現したQVGA表示対応2.7型アモルファスシリコンTFTカラー液晶ディスプレイモジュール

　ＮＥＣ液晶テクノロジーは、業界最高クラスの５５０カンデラ／平方メートルの高輝度を実現した、ＱＶＧＡ表示対応、対角６.８センチ（２.７型）アモルファスシリコンＴＦＴカラー液晶ディスプレイモジュールＮＬ２４３２ＨＣ１７―０７Ａ（サンプル価格9000円）を１０日から発売した。

　新製品は業務用ハンディターミナルやオーダ端末、ＰＤＡ、ＰＮＤなど小型機器向け表示デバイス。８月から出荷を開始し、今後１年間で５０万台の出荷を見込んでいる。

　バックライトシステムの効率化により、消費電力上昇を従来機（ＮＬ２４３２ＨＣ１７―０２Ａ）の１.６倍に抑えながら高輝度を実現。これにより視認性を大幅に向上させた。

　モジュールの設計を最適化し、筐体の厚さを２.６ミリまで削減、従来機に比べ約２０％薄型化した。機器のコンパクト化に貢献できる。タイミングコントローラ、ＤＣ／ＤＣコンバータを内蔵する。搭載機器の設計を容易にし、開発期間の短縮や開発コストの抑制、さらに部品点数も削減可能だ。

　小型機器用ＴＦＴカラー液晶モジュール２機種も同時に販売を開始する。ＱＶＧＡ表示、対角６.８センチ対応で、３５％の高反射率を実現した半透過型のＮＬ２４３２ＨＣ１７―０４Ａ（同9000円）、３５０カンデラ／平方メートルの高輝度を実現した透過型の同０５Ｂ（同８５００円）。５月に出荷を開始する。

　同社は新製品を、きょう１１日から１３日まで東京ビッグサイトで開催される「ディスプレイ２００７」に出展する。