ポータブルメディアプレヤー（PMP）向けデジタル著作権管理に有効なID-ROMを搭載したリアルタイムクロックモジュール

　エプソントヨコムは、６月からデジタル著作権管理に有効なＩＤ―ＲＯＭを搭載したリアルタイムクロックモジュール「ＲＸ―８７３１ＬＣ」のサンプル出荷を開始する。

　サンプル価格は、９００円。

　新製品は、ポータブルメディアプレヤー（ＰＭＰ）などを用途として開発した。基本的なカレンダー・タイマー機能に加えて、ＩＤ―ＲＯＭ、ＥＥＰＲＯＭ、汎用Ｉ／Ｏポート、デジタルコンテンツ再生機器の多様な機能をサポートする周辺回路を１パッケージ化した。

　製造工程において内蔵ＩＤ―ＲＯＭ（４８ビット）へユニークなＩＤ情報が書き込まれた状態で出荷される。このＩＤ情報はデジタルコンテンツの不正コピーや流出を防ぎ、正規流通を促進するデジタル著作権管理の個体識別に適用することが可能。

　また、超小型の音叉型水晶振動子を内蔵しており、時計精度調整が不要である。

　サイズは３.６×２.８×１.２ミリメートル。動作電源電圧は１.７―５.５Ｖ。待機時消費電流は０.３５マイクロＡ／３Ｖ。