監視カメラや車載カメラに最適な2個のカメラ画像を同時に記録・転送可能な画像コントローラICとマルチビデオ入力のI/P変換IC

　セイコーエプソンはこのほど、２個のカメラ画像を同時記録・転送可能な画像コントローラＩＣ「Ｓ２Ｓ６５Ａ００」を開発、６月にサンプル出荷、９月から量産出荷する。

　また、監視カメラや車載カメラなどに最適なマルチビデオ入力のＩ／Ｐ変換ＩＣ「Ｓ２Ｓ６５Ｐ１０」も開発、７月にサンプル出荷、１０月に量産出荷を予定している。

　Ｓ２Ｓ６５Ａ００は、販売中のネットワークカメラコントローラ「Ｓ１Ｓ６５０１０」をベースに、カメラインターフェイス機能とＪＰＥＧエンコーダ機能をそれぞれ２個備えているほか、ＣＦ／ＳＤメモリー、ＵＳＢ２.０デバイス（ハイスピード対応）および８チャンネルのＡ／Ｄコンバータを内蔵している。ドライブレコーダ製品や車載カメラ製品などの画像コントローラとして最適である。評価ボードは６月にリリースの予定。

　Ｓ２Ｓ６５Ｐ１０は、インターレース信号をプログレッシブ信号に変換するＩＣで、Ｓ１Ｓ６５０１０またはＳ２Ｓ６５Ａ００と組み合わせることにより、ビデオレコーダからのＮＴＳＣ／ＰＡＬ信号をＪＰＥＧに変換できる。ビデオ入力を４チャンネル備えており、固定画面出力、自動スキャン画面出力、４入力マージ画面出力と多様な画面出力も可能である。また、動体検出機能を内蔵しており、動体検出によりホストＣＰＵへ割り込みを発生するのでシステムを省電力化できる。７月に評価ボードをリリースする予定である。

　同社では、２３―２５日にパシフィコ横浜で開催される「人とくるまのテクノロジー展２００７」で評価ボードを出展する。