14ビットのDAコンバータと最高400メガヘルツ出力１GSPSのスプリアス・リダクション・チャンネル付きダイレクト・デジタル・シンセサイザ（DDS)

　アナログ・デバイセズ（ＡＤＩ）はこのほど、スプリアス・リダクション・チャンネル付きＤＤＳ（ダイレクト・デジタル・シンセサイザ）「ＡＤ９９１２」を開発、サンプル出荷を開始した。量産出荷は７月の予定。価格は３７・２５ドル（米国における１千個受注時の参考単価）。

　 新製品は、１４ビットのＤＡコンバータ、３.６マイクロヘルツのチューニング分解能および最高４００メガヘルツ出力の１ＧＳＰＳ（１０億サンプル/秒）のＤＤＳデバイスで、クロック生成のための差動ＨＳＴＬ（高速トランシーバ・ロジック）コンパレータも特徴としている。

　 また、柔軟なシステム・クロック入力が可能で、水晶振動子および外部クロック入力にも対応できる。オンチップ低ノイズＰＬＬ（フェイズ・ロック・ループ）基準クロック乗算器の搭載により、２５メガヘルツという低い基準クロックで動作させることができる。

　 さらに同社のＤＤＳ製品ＡＤ９９１０とＡＤ９８５８を補完し、サンプリング周波数１ＧＳＰＳにおいて様々なＤＤＳ機能セットの選択肢を提供する。

　 ６４ピンＬＦＣＳＰで供給される。