標準トランスのアップねじ式透明カバー端子台に業界初の通電表示用青色LEDを取り付けた標準トランス

　スワロー電機は、業界初の通電表示用青色ＬＥＤ付き標準トランスを開発し、８月末から発売する。

　好評の同社標準トランスのアップねじ式透明カバー端子台に青色ＬＥＤを付け、通電中は青色ＬＥＤが点灯、トランスの通電状態を目で確認できる。

　各国の電源電圧に対応し、１台のトランスで６種類の入力電圧を選択できるマルチトランス「Ｍ―ＥＬ（静電シールド付き）」（容量２００ＶＡ―５ｋＶＡ）とサージ吸収素子・電流ヒューズ内蔵のサージ吸収トランス「ＶＳ―ＥＬ（静電シールド付き）」は、シリーズ全機種を通電表示用青色ＬＥＤ付きに切り替える。

　「ＳＣ―ＥＬ（以下ＥＬは静電シールド付き）／Ｌ（以下Ｌは静電シールドなし）」（容量１００ＶＡ―１０ｋＶＡ）、「ＰＣ―ＥＬ／Ｌ」（同）、「ＳＢ―ＥＬ／Ｌ」（同）、単巻「ＳＯ―Ｌ」（２００ＶＡ―１０ｋＶＡ）の４シリーズは、通電表示用青色ＬＥＤ付きと通電表示用青色ＬＥＤなしの従来品とを併売する。

　通電表示用青色ＬＥＤ付き標準トランスの発売に合わせ、現在５０Ａまで取り揃えているアップねじ式透明カバー端子台標準トランスを１００Ａにまでラインアップする。

　アップねじ式端子台は、独自のアップねじとカバー付き端子台を一体化し、従来のようにカバーを外し、ねじを緩めなくても丸型、Ｙ型の圧着端子を端子台に差込み、ねじを締めるだけで接続を完了できる。配線時間を５分の１に短縮、配線作業の省力化、効率化を実現した。

　また、透明カバーを用い、配線状態を外から確認できる。今回、通電状態も青色ＬＥＤの点灯によって外から確認でき、トランスの“見える化”をさらに進めた。