次世代サーバーのパフォーマンスを向上させる業界初の4ランク8ギガバイトで最高800メガヘルツまで対応するDDR2　FB-DIMM

　独キマンダはこのほど、業界初の４ランク８ギガバイトＤＤＲ２　ＦＢ―ＤＩＭＭを発表した。

　同社の新しいＦＢ―ＤＩＭＭは、最高８００メガヘルツまで対応している。このＤＩＭＭは年末に登場する次世代サーバーのパフォーマンス向上を実現する。この８００メガヘル
ツ　モジュールは、高速レーンごとの帯域幅は毎秒４.８ギガビットとなり、５３３メガヘルツに比べ５０％の増加、６６７メガヘルツと比べると２０％の増加となる。

　４ランクＦＢ―ＤＩＭＭは、メモリーへの電力割り当てを維持または削減しながら、トータルなメモリーモジュールの容量を拡張することができ、節電およびメモリーチャンネルの待ち時間の削減に貢献する。このメモリーは、ＪＥＤＥＣの１.８Ｖまたは業界目標の１.５Ｖで動作し、容量は、２ギガ、４ギガ、８ギガバイトがある。

　最初のサンプルは、既に主なパートナーへ提供され、検証・テストが行われている。

　サーバーメモリーは、通常電力消費が２番目に多い。同社では、サーバーメモリーのエネルギー効率の向上に取り組み、今回の新しいモジュールでそれを実現した。

　自社研究所で検証した最初のテストでは、一定のメモリー容量に対し、従来のモジュールに比べて、最高４５％の消費電力削減を実現する著しい効果が得られたとしている。