超低消費電力と超小型CSPを同時に実現したモバイルアプリケーション用512メガビットモバイルRAM

　独キマンダは１７日、モバイルアプリケーション用の５１２メガビットモバイルＲＡＭのサンプル出荷を開始したと発表した。

　 同社のモバイルＲＡＭ製品は、超低消費電力ＤＲＡＭで、同じメモリー容量の標準的なＤＲＡＭに比べ、消費電力は最高で８０％削減される。バッテリ駆動時間を長くするために適した待機時と動作時における超低消費電力と、スペース的制約の厳しいアプリケーションに適した超小型のチップ・スケール・パッケージの２つを組み合わせている。

　 プロセスには、特別に設計された７５ナノメートル低消費電力トレンチ技術プラットフォームを、７５ナノメートルノードにおけるモバイルＤＲＡＭ製品ファミリーの基本として使用している。この新しいモバイルＤＲＡＭは、ボンドオプションが付いたＤＤＲ形式およびＳＤＲ形式で利用できる。

　 ２つのインターフェイス（×１６/×３２）とＭＣＰ（マルチ・チップ・パッケージ）、またはＳＩＰ（システム・イン・パッケージ）など、すべてのコンポーネントに適合するようシングル/デュアルサイドのパッドアウトを持っている。

　 主な用途は携帯電話（スマートフォン、高機能電話）、携帯用ＧＰＳ機器、デジタルカメラ、ＭＰ３プレヤーなど。