自社のキャパシティブ・アイソレーション・テクノロジーを活用した２回路内蔵の新型デジタル・アイソレータ

　日本テキサス・インスツルメンツはこのほど、自社のキャパシティブ・アイソレーション・テクノロジーを活用した２回路内蔵の新型デジタル・アイソレータ「ＩＳＯ７２２０」と「ＩＳＯ７２２１」を発表した。現在、出荷中。価格は０.９５ドル（1000個受注時単価）。

　同社のキャパシティブ・テクノロジーは、４千Ｖ（ピーク）の直流絶縁耐圧によるアイソレーション機能および２５年を超える予測動作寿命を提供する。

　新製品は、絶縁型の電源と組み合わせて使用することで高電圧雑音の阻止、グラウンドの分離、近くのグラウンドからのノイズ電流の侵入の阻止を提供し、回路の破壊や動作への妨害を防止する。

　ＩＳＯ７２２０は、同方向に配置されたアイソレータを２回路内蔵し、ＩＳＯ７２２１は、互いに逆方向に配置されたアイソレータを２回路内蔵している。使用される状況に応じてデバイスを選択することで、プリント基板レイアウトの簡素化に役立つ。

　これらの新製品は、ＦＡ、プロセス制御、コンピュータの周辺機器、データ・アクイジョンシステムをはじめとした高電圧、高ノイズ環境で使用されるアプリケーションでシステム性能の向上およびコストの低減を実現する。