EEPROMと水晶発振回路をチップに集積しクラス最高の低位相雑音RMS380fsを実現するクロックジェネレータ

　日本テキサス・インスツルメンツはこのほど、クラス最高の低位相雑音ＲＭＳ　３８０ｆｓ（１０キロヘルツ―１０メガヘルツ）を実現するクロック・ジェネレータ「ＣＤＣＥ４２１」を発表した。価格は７ドル（1000個受注時の参考価格）。

　新製品は、水晶発振回路とループフィルターを集積した周波数シンセサイザを内蔵しており、広い周波数範囲（１０.９メガヘルツ―７６６.７メガヘルツ、８７５メガヘルツ―１１７５メガヘルツ）をサポート。イーサネット、ファイバ・チャンネル、ＰＣＩ　Ｅｘｐｒｅｓｓ、Ｓｅｒｉａｌ　ＡＴＡ製品のクロック設計を簡素化する。

　また、業界ではじめてＥＥＰＲＯＭと水晶発振回路をチップに集積し、より高いプログラマビリティを提供する。ＣＤＣＥ４２１のすべての動作設定は、製造後のプログラミング向けシリアル・インターフェイス経由で、内蔵のＥＥＰＲＯＭに書き込める。

　５×７ミリメートルのＸＯパッケージに内蔵可能なＩＣチップ（ダイ）と、２４ピンＱＦＮパッケージの２種類供給される。