信号処理アプリケーションのためのXtremeDSPラインに追加された高電力効率の低消費電力バージョンのDSP

　ザイリンクスはこのほど、信号処理アプリケーションのためのＸｔｒｅｍｅＤＳＰ製品ラインに、高電力効率の「Ｓｐａｒｔａｎ―３Ａ　ＤＳＰ低消費電力（ＬＰ）バージョン」を追加したと発表した。

　新製品は、標準ＦＰＧＡデバイスに比べてスタティック消費電力で５０％、サスペンドモードでは７０％の省電力が可能で、インダストリアル・グレードで出荷される。

　この低消費電力化は、専用ＤＳＰ回路の集積化によって低ダイナミック消費電力を提供する。

　Ｓｐａｒｔａｎ―３Ａ　ＤＳＰ３４００　ＡＬＰの最も低コスト・スピードグレードのデバイスでは、２５０メガヘルツの速度で１ｍＷ当たり４.０６ＧＭＡＣの処理性能を発揮し、他のＦＰＧＡデバイスに対して電力効率で２５％も優れている。

　この新デバイスは、生産を開始しており軍事通信向け無線システム、ワイヤレス・アクセスポイント、携帯型医療機器などのアプリケーションに対して、低消費電力ＦＰＧＡによる高性能なＤＳＰ機能を提供する。