業界で最も小型のパッケージで1A出力が可能な2.25メガヘルツ動作の高性能同期整流降圧型DC-DCコンバータなど3品種

　日本テキサス・インスツルメンツ（日本ＴＩ）はこのほど、業界で最も小型のパッケージで１Ａ出力が可能な２.２５メガヘルツ　動作の高性能同期整流降圧型ＤＣ−ＤＣコンバータ「ＴＰＳ６２２９０」と、６００ｍＡ出力の「ＴＰＳ６２２６０」および３００ｍＡ出力の「ＴＰＳ６２２４０」の３品種を発表した。

　 いずれも量産出荷中で、価格はそれぞれ１.７５ドル、１.２０ドル、０.９５ドル（１千個受注時の参考単価）となっている。

　 新製品は、ローパワー動作のＤＳＰ（デジタル・シグナル・プロセッサ）およびマイクロコントローラを搭載するポータブル機器をサポートし、ブルートゥース対応のヘッドセット、携帯電話など、リチウムイオンバッテリを電源として動作するアプリケーションで動作時間を延長するとともに、基板実装面積の削減にも役立つ。ＴＰＳ６２２６０は、２.２マイクロヘンリーの小型インダクタ、４.７マイクロファラッドの入力コンデンサ、安価な１０マイクロファラッドの出力コンデンサなど合計３個の外付け部品を追加するだけで、実装面積が２１.５平方ミリメートルとコンパクトな電源を実現できる。

　 出力電圧は、いずれも０.６−６Ｖで、プラスマイナス１.５％の精度で出力する。パッケージは、６ピンＳＯＮまたは５ピンＴＳＯＴ２３で供給される。