16メガバイトのメモリー空間で8ビットマイコン並みの回路規模と低消費電力を実現した1チップのドットマトリックス液晶ドライバー内蔵フラッシュマイコン

　セイコーエプソンは、１６メガバイトのメモリー空間で８ビット・マイコン並みの回路規模と低消費電力を実現した１チップの高解像度ドットマトリックス液晶ドライバー内蔵フラッシュマイコン「Ｓ１Ｃ１７７０１」を開発、９月からサンプル出荷を開始する。

　１０月から量産、月産５０万個を計画。価格はパッケージ品で１０５０円。

　Ｓ１Ｃ１７７０１は、６４キロバイトフラッシュＲＯＭを内蔵、ソフトウエア開発と評価が容易に行えるのが特徴。

　消費電力は、スタンバイ時２・５マイクロＡ（標準値）。１.８Ｖの動作電圧で、８.２メガヘルツの高速動作が可能。対象アプリケーションは、リモコン、スポーツウオッチ、携帯型健康機器などの電池駆動、センサーインターフェイス、省スペース、モノクロ液晶表示の充実。

　同社は、今後「待機時電流を大幅にカットする低リークプロセス」「システムのパワー効率を高めるアルゴリズム」「低パワー・低電力化を極めたアナログ回路」といった３つのコアテクノロジーを生かしたデバイスのラインアップ拡充を計画している。