フルHD1080ｐ仕様薄型テレビの完全なプラットフォームを形成し最新のカラー処理も可能なVCTファミリ第3世代のプロセッサ

　スイスの半導体メーカー、ミクロナスは、フルＨＤ１０８０ｐ仕様の薄型テレビ用プロセッサ「ＶＣＴプレミアム」＝写真＝をテレビメーカー向けに出荷を開始した。同チップは、ＶＣＴファミリーとして広く採用されているシングルチップ・プロセッサの第３世代品になる。

　同チップは音声、映像、テレテキスト、メモリーとプログラムＲＯＭ、デュアル入力ポートＨＤＭＩレシーバなどの機能を統合することで、フルＨＤ１０８０ｐ仕様テレビ用の完全なプラットフォームを形成する。さらに、最新のカラー処理も可能だ。

　同社の製品マーケティングマネジャー、トーマス・ヒルパート氏は「フルＨＤ１０８０ｐという世界のＨＤのトレンドに呼応してＶＣＴファミリーを拡充した」と語った。

　ＤＲＡＭ搭載のＱＦＰパッケージ以外に、外部ＤＤＲメモリーへの接続を可能にするＢＧＡパッケージの製品もそろえた。サンプル、評価ボード、開発ツール、総合ソフトウエアパッケージも供給体制にある。