リモートコントロールおよびセンサーネットワーク市場向けにUSB機能を搭載したIEEE802.15.4準拠の2.4ギガヘルツ帯RF無線用LSI

　ＯＫＩ（沖電気工業）はこのほど、リモートコントロールおよびセンサーネットワーク市場向けに、ＵＳＢ機能を搭載したＩＥＥＥ８０２.１５.４無線ＬＳＩ「ＭＬ７２４６」を開発、１１日にサンプル出荷を開始した。量産出荷は０８年１月の予定。

　 新製品は、ＵＳＢ機能（ＵＳＢ２.０）とＩＥＥＥ８０２.１５.４準拠の２.４ギガヘルツ帯ＲＦ（高周波）、ＰＨＹ（物理層）、ＭＡＣ（メディア・アクセス・コントローラ）を１チップに搭載したことで、ＰＣ（パソコン）でＩＥＥＥ８０２.１５.４ドングルを制御するソフトを開発することができる。

　 また、ＰＣに標準装備されているＨＩＤ（ヒューマン・インターフェイス・デバイス）クラス対応のデバイスドライバーによる動作が可能で、専用デバイスドライバーをインストールする必要がない。

　 さらにＰＣがスタンバイモード時に通信相手からの送信により、ＰＣを通電状態に復帰させる機能を搭載している。この機能によりＰＣをスタンバイモードに設定することが可能になり、システム全体として省電力を実現できる。