インフィニバンド準拠の高速・高スループットを実現し最長200メートルまで対応可能なロングリーチ対応の光インターコネクション

　タイコ　エレクトロニクス　アンプはこのほど、インフィニバンド準拠の高速・高スループットを実現するロングリーチ対応の光インターコネクション「アクティブオプティカルケーブルアセンブリ」を販売開始した。軽量設計で、光ケーブルは最長２００メートルまで可能。従来の銅線ケーブルにおける課題だった距離、重量、ケーブルマネジメントの難しさ、ＥＭＩなどの問題を解決するもので、ラックのインターコネクションの大幅な簡略化を提供する。

　アクティブオプティカルケーブルアセンブリは、電気から光への変換をコネクタハウジング内で完結。コネクタ部は従来のままでケーブル部のみをファイバにしたハイブリッド構造により、銅線ケーブルの手軽さと光ケーブルのロングリーチ、高速・高スループット特性を両立させた。銅線に比べ軽量かつ柔軟で、ケーブルマネジメントの諸問題を解決する。

　 銅線ケーブルの宿命である長距離インターコネクションを解決。ロングリーチ・ラック・ツー・ラック・インターコネクションを実現するソリューションを提案する。

　 ラック側のトランシーバやコネクタなどの設計変更は基本的に不要。設計コストを低減できるだけでなく、発熱やＥＭＩ対策にも効果的など、データセンターの高密度ケーブリング問題を解決できる。

　 光インターフェイス部分のクリーニングは不要。ＩＮＦＩＮＩＢＡＮＤ　ＳＤＲ、ＤＤＲ、１０ギガビット　Ｅｔｈｅｒｎｅｔに適合している。

　 現在開催中のＣＥＡＴＥＣ　ＪＡＰＡＮ（幕張メッセ）の同社ブースで、アクティブオプティカルケーブルアセンブリの実演を実施している。