USBコントローラを内蔵し広範囲のローパワー・ワイヤレス・センサー・ネットワークを実現する業界初のサブ1ギガヘルツのSoCデバイス

　日本テキサス・インスツルメンツは、ＵＳＢコントローラを内蔵し、パソコンなどとＲＦ機能との間を速やかに、しかも容易なブリッジ機能を提供する業界初のサブ１ギガヘルツ（１ギガヘルツ未満の周波数帯）向けＳｏＣデバイス「ＣＣ１１１１」を発表した。現在出荷中で、価格は４.６５ドル（１千個受注時の参考単価）。

　 新製品は、同社最先端のＲＦトランシーバＣＣ１１０１と、業界標準のマイクロコントローラ８０５１、システム内への組み込み後にプログラミングが可能な８/１６/３２キロバイトのフラッシュ・メモリー、フルスピード動作のＵＳＢコントローラを組み合わせており、より高性能のローパワー・ワイヤレス・センサー・ネットワークを実現できる。パッケージは、３６ピンＱＦＮで供給される。

　 このＳｏＣは、アラーム、セキュリティ・システム、ガス、電気などの自動メーター読み取り（ＡＭＲ）、工業用モニターおよび制御、ホーム・オートメーション、ビルディング・オートメーション、リモート・コントロールなど、広範囲のローパワー・アプリケーションをサポートする。

　 開発キット「ＣＣ１１１０−ＣＣ１１１１ＤＫ」も供給している。