屋内外の汎用照明や自動車前照灯などの高性能アプリに最適な最大輝度250ルーメン色温度2700-6500K（ケルビン）と世界最高の輝度の白色/単色シングルチップLED

　独オスラムオプトセミコンダクターズは、世界最高輝度のシングルチップＬＥＤ「ダイヤモンドＤＲＡＧＯＮ」を発表した。来年１月から発売する。

　「ダイヤモンドＤＲＡＧＯＮ」は、最大輝度２５０ルーメン。色温度２７００―６５００Ｋ（ケルビン）範囲の白色と、単色製品で提供する。屋内、屋外の汎用照明や自動車前照灯、信号、そのほか高性能アプリケーションに最適という。

　ＳＭＴパッケージを採用することで、２.５Ｋ／Ｗという非常に低い熱抵抗を実現。これによりチップに生じる熱も、効率的にＬＥＤパッケージから除去される。また、１７５度Ｃという最大接合部温度は、ＬＥＤを極めて堅牢にし、これまで不可能だった用途でのＬＥＤの利用を可能にした。低熱抵抗と、高い接合温度の２つの特徴から、「ダイヤモンドＤＲＡＧＯＮ」ＬＥＤは埋め込み式の天井照明など、小型照明にも容易に統合可能だ。

　同ＬＥＤは、高い動作電流にも耐える。典型的な電流は１.４ａｍｐｓ、最大電流２.０ａｍｐｓ。平均寿命は５万時間。堅牢パッケージにはシリコンレンズを内蔵しており、ＳＭＴ完全対応。パッケージは前世代製品と互換性があるため、現行の「Ｇｏｌｄｅｎ」、「プラチナＤＲＡＧＯＮ」ユーザーは簡単に「ダイヤモンドＤＲＡＧＯＮ」にアップグレードできる。

　同社のＬＥＤ／ＩＲマーケティング担当ディレクター、エレン・サイズモア氏は「これは本当に画期的な製品であり、熱や温度管理の問題で、これまで採用できなかった無数の分野にＬＥＤを使用できるようになる。汎用照明市場で、長い間待ち望まれてきたこうした製品を市場投入できることを非常にうれしく思う」と述べた。

　「ダイヤモンドＤＲＡＧＯＮ」は、オスラムの「ＴｈｉｎＧａＮ」表面実装発光素子技術を使用する。入力電力５―８Ｗ。