電池駆動の携帯機器向け同社の従来品比でオン抵抗を50％低減したNチャンネルFETを内蔵した400mAの高速LDOレギュレータ「XC6601]シリーズ

　トレックス・セミコンダクター（藤阪知之代表取締役）は、ＮチャンネルＦＥＴを内蔵、４００ｍＡの高速ＬＤＯレギュレータ「ＸＣ６６０１」シリーズ＝写真＝を開発、０８年１月から販売する。サンプル価格は１５０円から。

　 新製品は、低出力電圧でも超低ＯＮ抵抗での動作が実現でき、電流を高効率に出力できるのが特徴。同社従来品のＬＤＯＸＣ６２１０に比べて、オン抵抗を５０％低減した。低入力電圧および低入出力電圧差での動作を必要とするアプリケーションに向いている。

　 電池駆動の携帯機器向けを中心に、幅広い用途で採用を見込む。

　 ＸＣ６６０１は、内部に基準電圧源、誤差増幅器、ドライバートランジスタ、定電流制限回路、フォールドバック回路、過熱保護回路（ＴＳＤ）、アンダー・ボルテージ・ルック・アウト回路（ＵＶＬＯ）、位相補償回路などで構成している。

　 出力電圧は、レーザートリミングにより、内部で０.７−１.８Ｖまで５０ｍＶステップで設定可能。出力安定化コンデンサは、セラミックなどの低ＥＳＲにも対応している。パッケージは、ＵＳＰ−６Ｃ利用で高密度実装が可能だ。