広範囲温度対応長寿命バッテリを採用することで現行の動作環境温度マイナス10度ープラス50度Cをマイナス10度ープラス55度Cへと高温での使用を可能にした小型無停電電源装置（UPS)「Hyper　Fシリーズ」

　ユタカ電機製作所は、昨秋に発売した小型無停電電源装置（ＵＰＳ）「Ｈｙｐｅｒ　Ｆシリーズ」の性能をアップし、新たなタワー型２機種、ラックマウント型２機種を３月から発売する。年間７千台の販売を見込む。

　新機種はタワー型、ラックマウント型ともに６００ＶＡと１ｋＶＡ。

　強化、改善した内容は、広範囲温度対応長寿命バッテリを採用することにより、現行の動作環境温度マイナス１０度―プラス５０度Ｃをマイナス１０度―プラス５５度Ｃへと高温での使用を可能にした。

　同時にバッテリ交換時期が現行の２倍になり、一般的な室内で使用した場合、ＵＰＳの製品寿命の間にバッテリを交換しなくてもよく、メンテナンス費用や管理負担を大幅に低減できるメリットがある。

　同製品は、常時インバータ給電方式を採用したもので、ＵＰＳ管理ソフトのインストールが不要なＷｅｂブラウザ／ＳＮＭＰ対応ネットワークインターフェイス基板「ＳＮＭＰ　ＷＥＢ　ＢＯＡＲＤ」の搭載を可能にしている。

　サーバー、ストレージ、ルーター、ハブなどの情報通信機器分野での停電、電源電圧の瞬低時における電源のバックアップや電圧安定化に最適だ。