AMDオプテロンやインテルジーオン搭載システムのメモリ容量を効率的に倍増しながら低消費電力を実現するMetaSDRAM技術を採用した容量8ギガバイトの2ランク「PC2-4200」RDIMM

　韓国のハイニックス・セミコンコンダクターは２５日、米ＭｅｔａＲＡＭ社が開発した「ＭｅｔａＳＤＲＡＭ」技術を採用した容量８ギガバイトの２ランク「ＰＣ２−４２００」ＲＤＩＭＭ（モデル番号＝ＨＹＭＰ３１ＧＰ７２ＣＵＰ４−Ｃ６）の出荷を開始したと発表した。

　 同製品は、業界標準８ギガバイト４ランクまたは４ギガバイト２ランクのモジュールと比較して、米ＡＭＤの「オプテロン」プロセッサおよび、米インテルの「ジーオン」搭載システムのメモリー容量を効率的に倍増しながら、最大３０％の低消費電力を実現する。

　 ＭｅｔａＲＡＭの技術は、メモリーランク数やＣＰＵの負荷を増やすことなく、次世代高密度ＤＩＭＭの製造にメーンストリームの低価格ＤＲＡＭコンポーネンツを使用できるようにするもの。

　 ハイニックスの８ギガバイト２ランクＲＤＩＭＭも、同技術により値段の高い２ギガビット製品に代わってメーンストリームの１ギガビットＤＤＲ２　ＳＤＲＡＭを使用。これでモジュールの価格を抑えることができたという。

　 新製品は量産出荷中。ハイニックスでは現在、ＭｅｔａＲＡＭの技術を使用した８ギガバイトのＤＤＲ３　２ランクｒｄｉｍｍも開発中で、０８年下半期に量産出荷を開始する予定だ。